俺の考える教員免許

一般に教師(ここでは主に中高教師を考える)は教職課程を果たして教員免許さえ取れればたとえFラン大学卒業だろうが、東大卒業だろうが等しく教師になれる。

だが、底辺医学部が医師免許をとるのと違ってFラン大学の教職課程ははっきり言って誰にでもこなせてしまう。

果たして、それで良いのだろうか?まあ、良くないことは自明だろう。

そこで、ここで自分が独自に考えた教員免許のシステムを発表したいと思う。もちろんそれに伴って教師の賃金も改善するべきだろうことは言うまでもない。

 

『取得には』

①「一般受験」で4年生大学入学&教職課程。

今回の核となる部分はここだ。第一、今までなぜ推薦で大学に入った教師が一般受験する学生を教えることができていたのかも理解し難い。僕が通っていた高校では「大学はむしろ推薦で入るべきだ」みたいな訳の分からない考え方をしていた教師もいた。案の定そいつも推薦で国立に入ったクズだった(4ねよ)。推薦入学の問題点はこの記事では省略するが、一般受験を考える生徒を第一に考えたときにその生徒を教える教師が一般受験を経験していないと話にならないだろう。なんJ民が球団の監督をやってるんじゃあるまいし。

 

センター試験「80%」

共通テストの難易度がよく分からないので取り敢えず、センター試験を基準に話をしたい。

医学部のセンター水準が9割であることは皆さんご存知だろう。それも当然だ、人の命を預かる職業であるわけでそれだけの社会的責任を負った任務をするための頭脳が必要だからだ。

だが、教師はどうだろうか。過酷で激務、そして、生徒の人生を左右する職業ではないだろうか。なぜ、それだけ重要な職業が薄給で、誰にでもなれてしまうのか⁇よく、分からない。

《もちろん、センター試験8割は簡単なことではない。だから教師の給与水準を医者とまでは言わないが、もう少し上げるべきだ。そうすれば教師を志す優秀層ももう少し増えるのではないだろうか》

 

①,②から分かるだろうが、この2つの条件を組み合わせると、自然と旧帝レベルの学生に絞らざるを得ないだろう。しかし、僕は旧帝大の学生が教師になるべきであると考えているわけではなく、各県の教育大学が東京学芸大(学芸大ですらセンター8割も要らないのだが)のようなレベルの高いものになれば良いと考えているのである。決して不可能ではないはずだ。

 

『取得後』

③ポイント制度

これもなかなか面白いと思う。公務員という職業の特質上、いざ志を持って教師になったはいいもののだんだんと惰性で質が低くなってしまいがちだ。そこでポイント制度を導入して、給与や異動に影響を与えるようにしたい。担当した生徒の進学先や活動実績に対応してポイントを付ける。これは別に高校教師に限った話ではない。

例えば、公立の中学教師を例に取ろう。ここにA君とB君がいるとしよう。この教師は運動部に所属しているA君を贔屓して、内申点を高く付け、そのおかげもあり実力以上の高校に入れてしまう。だが、A君と違い、嫌われていたB君には低めの内申点を付け、泣く泣くレベルの低い高校へ進学する。

その後、A君は地元のFラン大学へ。B君は高校で頑張って勉強して、有名大学へ。さて、この時だ。教師からしたら3年前の内申点など覚えてもいないだろう。だが、B君を低く見積もったのが間違っていたということになる。危うく人生を変えてしまうところだったということになる。この時にポイントが減点されるのだ。

 

僕は、現行の公立中学における内申制度にもすごく問題があると考えている。ネットを見ていると、指定校推薦叩きやAO推薦叩きはよく見るが、なぜか内申点制度を疑問視する人はあまり見ないような気がする。しかし、地域にもよるが公立高校の受験をする際に内申点というものが深く関わってくることは事実だ。その内申点が一教師に委ねられることがどれだけ危険なのか、どれだけ人の人生を狂わせるのか。そういうことをこの記事を読んだ皆さんは考えてほしい。そして、教師という職業の重大さについてももう少し折に触れて考えるべきだろう。

 

 

ps.体育教師は無条件に廃止しろ