映画レビュー 「八日目の蝉」
有名な作品であることはみなさんご承知であろう。僕自身、折に触れてさまざまな映画を観ている方だと思うが、なぜかこの作品はまだ観ていなかった。率直な感想をまず述べたい。
井上真央可愛すぎ。
彼女の物憂げな表情が、この作品の95%を占めていると言っても過言ではないくらい、彼女の表情にひき込まれる。
この手の作品にありがちな、訳のわからん色恋沙汰にフォーカスを当てて、ある種のラブストーリー仕立てに仕上げてしまうしょうもないものでもなく、しっかりと井上真央演じる「カオル」に焦点が当たったもので安心した。まあでも、ろくでなしの子どもはろくでなし、と言ったところだろうか。
僕自身とても真剣な性格なので、「カオル」の子どもが不憫でならない。そりゃ辛い過去だろうけど、結局また同じこと繰り返してたら収拾もつかない。
自分自身のエゴ(自己満足)のために、子どもを犠牲にしていいなんて道理が通って良いわけがない。ただそれだけが言いたい。